米OpenAIは6月28日(現地時間)、初の海外拠点として英ロンドンにオフィスを開設すると発表した。米Google傘下のGoogle DeepMindの拠点もある当地をOpenAIは「豊かな文化と優れた人材プールで世界的に有名な都市」と評し、最初の国際オフィスとして理想的な場所だとしている。
サム・アルトマンCEOは発表文で、ロンドンオフィス開設は「世界クラスの人材を惹きつけ、AGI(Artificial General Intelligence;汎用人工知能)の開発と政策におけるイノベーションを推進する機会と見ている」と語った。
アルトマン氏は5月に欧州を歴訪した際、ロンドン大学でのパネルディスカッションで、EUが審査中のAI関連法案「EU AI Act」を順守できない場合、欧州での事業を停止する可能性があると語ったが、その後「われわれは欧州で活動を続けることに興奮しており、もちろんここを離れる計画はない」とツイートした。
OpenAIは「ロンドンのチームは、地域コミュニティや政策立案者と協力しつつ、最先端の研究およびエンジニアリング能力の向上に注力していく」としている。
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