来日している米OpenAIのサム・アルトマンCEOが、ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長の孫正義氏と共同事業で模索していると、NHKが6月12日に報じた。同日、アルトマンCEOは、慶應義塾大学で開かれた同大学生との交流会に出席。記者団に対して孫氏と面会していたことを明かしたという。
NHKによると、「ソフトバンクとの協議はまだ始まったばかりだが、一緒に何ができるかを検討しているところだ。彼とは長らくの友人だ」と語ったとしており、ソフトバンクグループと共同で事業を模索していると報じている。
ソフトバンクグループ傘下で通信事業を手掛けるソフトバンクでは、「和製GPT」をLINEと共同開発すると5月に発表。生成AIに特化した合弁会社を立ち上げ、LINEの独自LLMである「HyperCLOVA」をベースにOpenAIに対抗するとしていた。同時に、ソフトバンク社内で「Azure OpenAI Service」をベースとしたチャットAIの運用を始めた他、米NVIDIAと生成AIで協業すると発表している。
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