Twitterが閲覧数規制などで混乱し、批判が高まる中、同サービスの共同創業者で元CEOのジャック・ドーシー氏が7月2日、「遠くから批判するのは簡単だ(混乱の責任の一端は私にもある)。だが、ゴールはTwitterが繁栄することだし、そうなるだろう」とツイートした。
続けて、(運営の)「負担を軽減するために、ビットコインやNostrのようなオープンプロトコルの構築を検討してほしい。これは、オープンなインターネットを維持するために不可欠だ」とツイートした。
ドーシー氏はまだTwitterのCEOだった2019年、ソーシャルメディア向けのオープンで分散型の標準を開発するための独立組織「BlueSky」に出資し、将来的にはTwitterをこの標準のクライアントにするつもりだと発表した。Blueskyは現在、分散型ソーシャルサービスとして運営されている。
ドーシー氏は現在、やはり分散型ソーシャルサービスのNostrを支援している。最近はほとんどツイートせず、Blueskyにもあまりスクートせず、主にNostrに投稿している。
同氏はこのツイートの少し前には草の画像をツイートした。これはネットスラングの「touch grass」、つまり「落ち着いて」「熱くなりすぎないで」というメッセージだ。
Twitterでは6月30日夜ごろからアカウントにログインしないとコンテンツが表示されなくなり、同サービスのオーナーであるイーロン・マスク氏が「スクレイピング対策の緊急措置だ」と説明。さらに、対策の一環としてユーザーの閲覧件数に制限を掛けたこともツイートで発表し、不満が高まっている。
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