精密部品メーカーのキャステム(広島県福山市)は7月4日、漫画「キン肉マン」に登場する、全身が砂からできた超人「サンシャイン」を本当に砂で製作することに成功したと発表した。材料には鳥取砂丘の砂を使用した。
サンシャインの必殺技「地獄の凱旋門」を象ったペーパーウェイトと、「グォッフォッフォッ」という特徴的な笑いを再現したキーホルダーを商品化した。価格は9900円と1980円。キャステムECサイト「IRON FACTORY」で販売する。
独自の粉状固形化技術を持つモルタルマジック(鳥取県鳥取市)とタッグを組んだ。キャステムが企画と原型製作を担当し、モルタルマジックが砂を使って量産化。
粉状固形化技術で凝固させたサンシャインの表面は砂特有のざらざらとした手触りを残しつつ、形が崩れることはない。「砂本来の風合いを保ったまま凝固させる技術はこれまで存在しなかった」としている。
サンシャインは、キン肉マンの「黄金のマスク編」から登場する悪魔超人の1人。全身が砂でできているため、姿を自在に変えて多彩な技を繰り出す。地獄の凱旋門は、パリの凱旋門(エトワール凱旋門)を模した形状となって相手を下敷きにする技で、ジェロニモら正義超人を苦しめた。
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