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Matterに対応したスマートリモコン「Nature Remo nano」、3980円で登場

» 2023年07月04日 19時20分 公開
[ITmedia]

 スマートリモコン「Nature Remo」を製造販売するNature(神奈川県横浜市)は7月4日、Matter規格に対応した低価格モデル「Nature Remo nano」を発表した。3980円で、Amazon.co.jpで販売する。

「Nature Remo nano」(手前)

 「Nature Remo」シリーズは、エアコンやテレビといった赤外線リモコン対応の家電をスマートフォンからネットワーク経由で操作できるようにするデバイス。Matterに対応したことで、ネット非対応の家電とMatter機器をつなぐブリッジとして動作するようになった。

 Natureは、スマートリモコンを節電に役立てる「デマンドレスポンス支援サービス」を提供しているが、新製品投入を機にエネルギーマネージメントのためのクラウドサービスを「Nature Green」と名付けて展開する方針を示した。

 まず、Nature Remoシリーズを導入した市場連動型の電気料金プラン契約者に向け、「市場連動オートメーション」を月額150円(税込)で今夏から提供する。電気の市場価格が高騰した際、Nature Remo nanoを使ってエアコン設定温度を自動で変更するという。

赤外線リモコン対応の家電をスマートフォンで操作できる
家電とデバイスの橋渡しをする

 Matterは、AppleやGoogle、Amazon.comなども参加する標準化団体・Connectivity Standards Alliance(CSA)が策定したスマートホーム規格。AmazonのEchoシリーズやApple「HomePod(第2世代)」など対応機器も相次いで登場している。

設置例。赤外線のリモコン信号は遮蔽物に弱いため、高い場所に設置すると家電に届きやすい

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