Twitterは7月21日(米国時間)、未認証の(つまり、Twitter Blue非加入の)アカウントに対し、1日に送信できるダイレクトメッセージ(DM)の数に制限を設けるとツイートで発表した。DMによるスパム軽減対策としている。
英語版のヘルプページによると、7月21日から実施するとある。
Blue非加入アカウントで試してみたところ、21件目のDMを送ろうとすると「送信できません。タップしてその他のアクションを実施します。」と表示される。
この後、他の相手には1件だけ送信できたが、2件目は送信できなかった。
Twitterは「今すぐ購読してさらにメッセージを送信してください」としており、スパム軽減策というよりTwitter Blue加入者を増やすための対策ではないかと邪推したくなる。
DMについての変更は、6月から3度目だ。6月にはTwitterの設定で「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」を選択している場合、それまでは相互フォローしていなくてもDMの送信リクエストができていたものを、DM送信を相互フォロー間のみに限定し、送信リクエストを送るにはTwitter Blueへの加入を義務付けた。
7月13日には、フォローしていないBlueユーザーからのDMを「メッセージ」タブではなく「リクエスト」タブに保存するという仕様変更だった。いずれもスパム軽減策と説明している。
Twitterは7月初旬、非Blueアカウントの閲覧件数を1日当たり600件まで(その後1000件に緩和)に制限した。これはスクレイピング対策だと説明している。
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