ロボット開発事業を手掛けるツバメインダストリ(東京都江戸川区)は7月26日、搭乗型ロボット「アーカックス」が変形する様子の動画を公開した。6月に完成したプロトタイプの変形機構を披露。さらに、最高速度で道を走行する様子も公開している。
アーカックスは全高約4.5m、重量約3.5tの搭乗操作型ロボット。2本の腕と車輪がついた4本の脚を備え、バッテリー駆動による自走が可能。28の関節自由度があり、コックピット内のジョイスティックやペダル・タッチパネルで操作できる。
乗り物のような姿になる「ビークルモード」と、両腕を自由にする「ロボットモード」に“モードチェンジ”可能。ビークルモードでは最高時速10km、ロボットモードでは同2kmで走行できる。
映像は、ビークルモードとロボットモードの双方でスペック通りの速度を出せるか検証したときのもの。実際に道を走る様子や、ビークルモードからロボットモードへの変形シーンなどが確認できる。
アーカックスは「SFに出てくるような大型ロボットに実際に乗り込んで操縦する体験を提供することを目的に製作した」(同社)といい、一般公開は10月になる予定。製品化も見込んでおり、超高級車・自家用ジェット機を利用するような富裕層への提供を想定しているという。国内だけでなく海外向けの受注販売も予定している。
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