X(旧Twitter)のオーナー、イーロン・マスク氏は8月2日(米国時間)、クリエイター向けの収益化サービス「サブスクリプション」の利用を奨励するポスト(旧ツイート)の中で、米Appleのいわゆる「Apple税」について言及し、「(AppleのCEOである)ティム・クックと話し合うよ」と語った。
サブスクリプションは、クリエイターのポストを購読するために一般ユーザーがクリエイターに料金を支払うサービス。iOSアプリ経由で支払われる料金は、Appleがその30%を手数料として徴収する。
ヘルプページによると、サブスクリプションのXの手数料は5万ドルまでは3%で、それを超えると20%になるという。
マスク氏はこれを、10万ドルまでは手数料なしで、それを超えると10%にすると説明した。
それに続けて「Appleは確かに30%を徴収するが、@tim_cookと話し合って、クリエイターが受け取るものを最大化するために(Apple税を)Xが保持する金額の30%だけになるよう調整できるかどうか確認する」と語った。
マスク氏は昨年11月、Twitterをアプリストアから排除するとAppleに脅されたとツイートした際、「AppleはみんながApp Storeで購入するすべてのものに秘密の30%の税金を課していることを知ってるかい?」ともツイート。そして、30%のApple税を支払うくらいならAppleと戦うという意思を示す画像をツイートした。
これを受けてクック氏がマスク氏をAppleの本社キャンパスに招待して話し合い、“戦い”にはならなかった。
また、Appleのアプリストアの規約ではアプリ名は2文字以上であることが義務付けられているが、Twitterは1文字のXに名称変更できており、例外として認められたのではないかとみられている。
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