「マネーあつめ」は確かに広告ゲーとしてよく見る気がするが、それらとはまた少し違うゲーム性のように思う。
一般的によく見るのは、ステージ上に「×5」「−100」のように式が書かれたゲートをくぐって、戦力を増強して戦う──という内容ではないか。このジャンルもカラー分けと同様、これがメインのゲームが多い印象だ。
あのゲーのマネーあつめは、路上の札束を集めながら、障害物は札束を積んで回避し、最終的に極力出費を抑えた者が人生の勝者になるという内容。アクション要素が強く、他のミニゲームとは方向性が異なる。
操作性が微妙なところ以外不満はないが、ゴールに到達した瞬間「あ、いまのでよかったんだ」という“クリアした感のなさ”が気になる。
あのゲーには謎のガシャ要素がある。収録されたゲームを1ステージクリアするごとにコインがたまっていくのだが、これを使ってガシャを回せる。ゲーム内課金要素はない。
出てくるのは「称号」だ。「ワイルドな」「世界を旅する」「マスター」「サンタクロース」といった称号を2つ組み合わせて「世界を旅するサンタクロース」のような文章を作ってプレイヤー名の上に表示できる。
任天堂の「スプラトゥーン3」には「二つ名」というものがあるが、あれとほぼ同じものと考えていいだろう。収集癖がある人は集めてみてもいいのではないか。
このように、あのゲーにはよく見る広告ゲーの要素がしっかり詰まっている。「話のネタくらいにはなるのかな」という印象だ。
広告ゲーには他にもさまざまある。畑を拡大して収益を得るゲーム、人を助けて資金を得て社長になるゲーム、適切なファッションを選んで主人公を成功に導くゲーム──そういったあるあるなゲームが次回作に収録される可能性も……あるかもしれない。
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