ITmedia NEWS >

「ちょっと遊んでみたいかも」 スマホでよく見る“広告ゲー”詰め合わせ 謎に詳しい記者がプレイしてみた(4/4 ページ)

» 2023年08月03日 14時45分 公開
[谷井将人ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

見たことあるような微妙に違うような…… 「マネーあつめ」

 「マネーあつめ」は確かに広告ゲーとしてよく見る気がするが、それらとはまた少し違うゲーム性のように思う。

 一般的によく見るのは、ステージ上に「×5」「−100」のように式が書かれたゲートをくぐって、戦力を増強して戦う──という内容ではないか。このジャンルもカラー分けと同様、これがメインのゲームが多い印象だ。

photo よくあるゲームの一つ「Arrow Fest」

 あのゲーのマネーあつめは、路上の札束を集めながら、障害物は札束を積んで回避し、最終的に極力出費を抑えた者が人生の勝者になるという内容。アクション要素が強く、他のミニゲームとは方向性が異なる。

photo 一般的には左右のゲートを選ぶことが多いと思うが、マネーあつめでは上下のゲートを選ぶ

 操作性が微妙なところ以外不満はないが、ゴールに到達した瞬間「あ、いまのでよかったんだ」という“クリアした感のなさ”が気になる。

謎のガシャ要素 これも他のゲームで見た気がする

 あのゲーには謎のガシャ要素がある。収録されたゲームを1ステージクリアするごとにコインがたまっていくのだが、これを使ってガシャを回せる。ゲーム内課金要素はない。

photo

 出てくるのは「称号」だ。「ワイルドな」「世界を旅する」「マスター」「サンタクロース」といった称号を2つ組み合わせて「世界を旅するサンタクロース」のような文章を作ってプレイヤー名の上に表示できる。

 任天堂の「スプラトゥーン3」には「二つ名」というものがあるが、あれとほぼ同じものと考えていいだろう。収集癖がある人は集めてみてもいいのではないか。

photo

 このように、あのゲーにはよく見る広告ゲーの要素がしっかり詰まっている。「話のネタくらいにはなるのかな」という印象だ。

 広告ゲーには他にもさまざまある。畑を拡大して収益を得るゲーム、人を助けて資金を得て社長になるゲーム、適切なファッションを選んで主人公を成功に導くゲーム──そういったあるあるなゲームが次回作に収録される可能性も……あるかもしれない。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.