スマートフォンで無料アプリを使っているとよく見るゲームの広告。面白くなくはなさそうだがダウンロードするかというと微妙なあのゲームたち。筆者は気まぐれでプレイしてみたりするのだが、それをほうふつとさせるゲームが登場した。
それが「どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間で作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?」(あのゲー)だ。このタイトルも見たことがある気がする。
今回はこのゲームを通して“広告ゲームあるある”についてみていく。
あのゲーはディースリー・パブリッシャー(東京都千代田区)が7月20日に発売したゲーム。Nintendo SwitchとSteam向けに1111円で配信している。収録しているのは以下のような5つのミニゲーム。
いずれも、画面を見れば「あ〜〜どこかで見たことあるかも」となるような内容だ。早速「ピンぬき」からやっていこう。
「ピンぬき」はいわゆる「ピン抜きパズル」と呼ばれるパズルゲーム。よく見かけるのは、比較的グラフィックが細かく、水やマグマなどの流体の処理もやたら滑らかな「EVONY 王の帰還」や、おじさんの家を修復する「ホームスケイプ」などだろう。
このジャンルのゲームはなぜか「戦略ストラテジー」「スライドパズル」といったメインのゲーム性があるにもかかわらず、広告ではそこをアピールしないという特徴がある。傾向としては、人間が描かれていない画面のゲームは純粋なピン抜きパズルゲームだったりする。
あのゲーの「ピンぬき」は少なくとも100ステージ以上あるようだ。同作に収録されているパズルの中では比較的簡単な部類といえる。1ステージクリアするごとに「IQ」を1ポイント獲得できる。IQとは書いてあるが、もちろん医学的に正確なIQではなく、ステージクリア回数だ。
ピンを抜いて、モンスターに岩をぶつけて倒したり、水とマグマを混ぜて岩の下地を作ったり、タイミングよくモンスターを落としたりと、ギミックは豊富でアクション性もある。
最初のうちはできて当たり前なレベルで面白くないが、ステージに進むにつれ複雑にはなるため、なめていると何度か失敗することになる。
広告では「その順番でピンを抜いたら当然失敗するだろ」というような、やたらに下手なプレイを見せられる。実際のゲームではよっぽど複雑なステージもあるのだが、すでに書いたように多くはピン抜きパズルがメインではない。ピン抜きだけ遊びたい場合は、あのゲーがおすすめだ。
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