米Amazon.comは8月3日(現地時間)、第2四半期(4月〜6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比10.3%増の1343億8300万ドルで、純利益は67億5000万ドル(1株当たり65セント)だった。前年同期は出資している米電気自動車企業Rivian Automotiveの株価急落の影響で20億2800万ドルの赤字だった。
売上高、純利益ともにアナリスト予測(売上高は1315億ドル、1株当り純利益は35セント)を上回った。
純利益は2020年第4四半期以来最高だった。昨秋から実施している大規模な人員削減などのコスト削減の成果が見え始めている。
セグメント別では、クラウドサービスのAWSの売上高は前年比12%増の221億4000万ドルと、成長率は鈍化したものの好調だった。ネット通販は4.2%増、広告は22.0%増だった。
アンディ・ジャシーCEOは発表文でAWSでのAI採用について「AWSは、企業がより簡単かつコスト効率の高いワークロードの導入を可能にする多数の生成AIをリリースすることにより、クラウドにおける重要なリーダーの地位をさらに強化してきた。TrainiumとInferentiaでモデルをトレーニングして実行し、BedrockでLLM(大規模言語モデル)をカスタマイズして生成AIアプリとエージェントを構築し、CodeWhispererを使用してコードをより効率的に記述している」と語った。
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