三菱電機は8月21日、人の脈を計測して設定温度などを制御する機能「エモコテック」を搭載したエアコンを拡充すると発表した。「霧ヶ峰」の新製品「FZ、FD、Z、ZD」シリーズに搭載する。
室内機に搭載したバイタルセンサーで人の脈を非接触で計測。そのゆらぎ方から快/不快の感情を推定し、設定温度や気流を制御する。例えば「不快」と判断すると風が人に当たらない運転に切り替えるという。
室温や人の温冷感などを検知する赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+」とも連携する。ムーブアイを使って温度や湿度を調整した後、バイタルセンサーで快/不快を判別してフィードバックする仕組み。
在宅勤務や勉強の時に役立つ「フレッシュモード」も搭載した。フレッシュモードに切り替えると自動で室温を少し下げ、バイタルセンサーが脈のゆらぎから脳の活動レベルを推定。脳の活動レベルが低下していると判断した場合、わざと人に風をあてる。「風あて運転でシャキッとしやすい空気環境に調整することを試みる」としている。
同社は初のエモコテック搭載モデル「Zシリーズ」を2月に発売した。今回はそれを一挙4シリーズ計30機種まで拡充し、10月6日に発売する。
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