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ソフトバンクG傘下の英Arm、Nasdaqに上場申請

» 2023年08月22日 07時32分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクグループ傘下の英Armは8月21日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に対し、Nasdaq市場での新規株式公開(IPO)を申請したと発表した。ティッカーシンボルは「ARM」。普通株式に代わる米預託株式(ADS)を売り出す。公開価格はまだ公表されていないが、上場時の時価総額は600億ドル以上になるとみられている。

 arm SEC申請書類より

 Armは2016年9月にソフトバンクGに買収された段階で、英ロンドン証券取引所における上場を廃止し、ソフトバンクGの100%子会社になった。

 その後、ソフトバンクGは2020年9月にArmの米NVIDIAへの売却を発表したが、米FTCなどの規制当局からの強い反発に直面し、2022年2月にこの契約を解消することで合意したと発表した。ソフトバンクGはその時点で、2022年度中の再上場を準備していくとしていた。

 SEC提出書類によると、2023年度の売上高は26億8000万ドル、純利益は5億2400万ドル。2022年度の売上高は27億ドルで、前年比でわずかながら減少した。

 arm 2 Armの財務概要

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