この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「サーバレスはAWSの顧客の7割以上、Google Cloudの顧客の6割以上が利用、Datadogの調査結果」(2023年8月29日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
モニタリングサービスをSaaSとして提供している米Datadogは、同社のサービスを通じてサーバレスを監視している2万以上の顧客のデータを基にしたサーバレスに関する調査結果を発表しました。
ここでは調査結果の主なポイントを見ていきましょう。
クラウドを利用している顧客のうち、何%がサーバレスを利用しているかについての調査では、AWSの顧客の70%以上、Google Cloudの顧客の60%が1つ以上のサーバーレスソリューションを使用しており、Azureは49%と僅差で続いています。
サーバレスのプラットフォームには、AWS LambdaやGoogle Cloud Functionsなど、クラウド側であらかじめマネージドなランタイムが提供されるサービスだけでなく、Google Cloud Runに代表される、利用者が自身で構成したコンテナを実行可能なサーバレスプラットフォームもあります。
サーバレスを利用している組織のうち、そのようなコンテナベースのサーバレスプラットフォームを使っている割合を見てみると、Google Cloudの顧客は6割以上がコンテナベースのサーバレスプラットフォームを使っていることが示されました。
これは逆に見れば、AWSやMicrosoft Azureの顧客の多くが、AWS LambdaやAzure Functionsをサーバレスプラットフォームとして利用していることを意味しています。
AWS Lambdaでどのような言語が使われているかの調査結果では、Node.jsが4割以上でトップ、続いてPython、Javaとなっていました。
また、AWS Lambdaへのデプロイメントツールでは、より多くのホストを利用している組織ほどTerraformの利用率が高くなっていることが示されました。
その他の調査結果などは、ぜひ元記事「The State of Serverless」をご覧ください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR