米Googleは8月30日、5月に米国で提供を開始したGoogle検索の生成AI機能の初期テスト「Search Generative Experience」(SGE)の日本語版の試験運用を開始したと発表した。
Search LabsにGoogleアカウントを登録することで、デスクトップのChromeブラウザとモバイル版Googleアプリ(AndroidおよびiOS)で利用できる。
Search Labsに登録してから検索すると、従来の検索結果の上にSGEの回答が表示される。
例えば「ロボット掃除機の選び方」と入力すると、以下のように「生成中」となり、
ロボット掃除機を選ぶ際の考慮点を箇条書きにしたSGEなりの回答がページのトップに表示される。
回答の右には、その回答の根拠となったWebページのサムネイルが並び、右上の展開ボタンをクリックすると、Webページ一覧が表示される。
また、回答の下にはSGEが予想した次の質問(ロボット掃除機のメリット、ロボット掃除機のデメリット、など)が並び、これをクリックすることで関連する検索を続けられる。
SGEの回答は検索結果のトップに表示されると書いたが、広告は別扱いだ。従来どおり、関連する広告がある場合は結果のトップの広告枠に表示される。
SGEはまだ試験運用の段階だ。Googleは「生成AIとLLM(大規模言語モデル)には既知の制限があり、検索が常に正しく機能するとは限ら」ず、SGEについても「検索の高い品質基準を維持できるようトレーニング」していると説明する。SGEの回答の上には必ず「生成AIは試験運用中のため、品質にむらがある可能性があります。」と表示される。
検索での生成AI採用は、米Microsoftが先行し、2月に日本語でも使える「新しいBing」を限定プレビューで提供開始した。
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