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GPT-4搭載の「新しいBing」、誰でも利用可能に 新機能も多数追加

» 2023年05月05日 11時31分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは5月4日(現地時間)、2月に限定プレビューした「新しいBing」を「オープンプレビュー」に移行し、ウェイティングリストに登録せずに誰でも利用できるようにした。また、多数の新機能も発表した。新機能の詳細は、23日から開催の年次開発者会議「Build 2023」で発表する計画だ。

 MicrosoftアカウントでBingにサインインするだけで、誰でも新しいBingとEdgeを使えるようになった。

 主な新機能を以下に紹介する。本稿執筆現在、筆者の環境ではまだ使えないものもあり、それがロールアウト中だからなのか、米国限定なのかは不明だ。Buildでより具体的な説明があると期待したい。

回答がよりビジュアルに

 これまでBingチャットの回答はテキストのみだったが、質問内容によっては画像や動画も盛り込まれるようになる。

 bing 1 画像を交えた回答の例

 また、質問に画像や動画のURLを含めると、それらに関して説明するようになる。さらに、URLやPDFの要約も改善するとしている。

BingとEdgeのマルチセッション

 例えば「どこかに旅行に行きたい」と話しかけ、リストアップされた候補をクリックすると、Bingがサイドバーに退いてEdgeのメイン画面に候補ページが表示されるようになる。これで、Webを閲覧しながらチャットを続けられる。


ChatGPTのようなチャット履歴

 OpenAIのChatGPTには以前からあるチャット履歴が表示されるようになる。これで、以前のチャットの続きを後で再開できる。

チャットのエクスポートが可能に

 Bingとのチャット結果を簡単にエクスポートし、SNSなどで共有したり、Microsoft Wordに移行したりできる。

サードパーティプラグインをサポート

 Bingチャットでサードパーティのプラグインを組み込めるようになる。Microsoftは例として、レストランを探して、というリクエストに対してレストラン予約サービスのOpenTableを使って検索したり、「アクション映画を見たい」というリクエストにApple TVでの視聴を勧めたりする動画を公開した。


 新しいBingとEdgeブラウザについては日本語版公式ページにまとめられている。今回発表の新機能については公式ブログを参照されたい。

 bing 日本語版公式ページ

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