「現在50万ユーザーがアプリを登録し、それに耐えうるサーバを借りるのに月額100万かかるらしく青ざめている」──人気料理YouTuberのリュウジさんが投稿したこんな投稿が話題だ。リュウジさんが携わるスマートフォン向けレシピアプリ「リュウジのバズレシピアプリ」を巡る投稿で、IT関係者間で「その規模で月100万円は高すぎでは」「いや妥当だ」などと、議論を呼んでいる。
リュウジのバズレシピアプリは、リュウジさん発案のレシピを検索・閲覧できるアプリ。全1000件超のレシピから3つをランダムに表示する「至高のルーレット」機能も備える。アプリ内には広告が存在するが、会員登録の上で月490円の「プレミアムプラン」に加入すれば消せる他、人気レシピのランキングを閲覧する機能も使えるようになる。
リュウジさんはX(Twitter)のフォロワー261万人、YouTubeチャンネルの登録者数423万人超のインフルエンサーでもある。しかしバズレシピアプリ単体では赤字といい「そんなにユーザーがいて赤字なのか」と注目を浴びた。
一方でIT関係者からは「この程度で100万円もかかるのはバックエンドの設計が終わってそう」「委託企業を変えた方がいい」「サーバを管理する人件費込みで100万円なら妥当では」など、維持管理のコストへのコメントが続出。中には「オートスケーリング(必要に合わせてサーバの性能を自動で増減させる仕組み)の仕組みを整えては」など、改善案を提示する人もいた。
なお、リュウジさんは後に「AWSの明細をもらったが、マジで100万円かかっていた」と投稿しており、コストは全て提供基盤となるクラウドサービスにかかる料金のようだ。こちらの投稿にも「AWSに直接相談すべきでは」「他のサービスへの乗り換えも視野に入れては」などのコメントがついている。
リュウジさんは一連の反応に対し「まずコストを抑える事ができるのかプロの方の判断を仰ぎ、無料プランはそのままに意味のある有料プランを考え赤字を無くす事に注力していこうと思う」と方針を示している。
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