アカウントが凍結されても、Twitter Blueの料金は発生する──あるユーザーのX(元Twitter)上の投稿が話題になっている。投稿主は「意味わかんねーよ、金返せよ」と嘆いており、他ユーザーからは「凍結でサービス利用できてないのに支払いが発生するのはおかしいのでは」などサービス提供会社の米X社の対応に疑問を呈する声が上がっている。
投稿主の2Duoさん(@LGA775_sub)によると、以前使っていたアカウント(@LGA775)が8月末に突如凍結したという。「凍結した理由は、X社によると『暴力的なツイート』とのことだが、どの投稿が具体的に該当するのかも示されていない。何回も凍結解除の異議申し立てを送信しても定型文が送信されるのみとなっている」と現状を話す。
2Duoさんが使っていたアカウントは、有料サブスクリプションサービス「X Premium」(旧Twitter Blue)に登録していた。登録したのは8月11日からで、その後約20日で凍結したことになる。そして9月12日、凍結のためアカウントが利用できないにもかかわらず、9月利用分のX Premiumの請求が2Duoさん宛に届いた。
2Duoさんはその後、決済代行サービス「Stripe」経由でサブスクリプションの停止処理を実施。また、X社に対して「アカウントが使えないにもかかわらず、支払いが発生するのはおかしい。払い戻しか、『@LGA775』アカウントの凍結を解除してくれないか?」という趣旨のメールを有料機能のサポート(paidfeatures@twitter.com)宛に送ったという。その後、以下のような返信が届いた。
「ご連絡ありがとうございます。本人であることを確認したいので、Twitterアカウントにログインした状態で再申請してください。再申請後、審査を開始し詳細を連絡します。一方、アカウント停止の問題はTwitterの有料機能とは関係ないため、Twitterヘルプセンターで検索することをおすすめします」
2Duoさんは引き続きX社と連絡を取り続けているという。この一連の件については「旧Twitterをイーロン・マスク氏が買収してからというものの、Xのサービスの質の低下を感じる」と語った。
Xのヘルプセンターを見ると「X Premiumでは、法的に要求されていない限り、全ての利用料金は払い戻さない。これには、停止されたアカウントで発生する料金や、その他の理由でアクセスできなくなった料金も含まれる」と記載がある。また、アプリの返金やキャンセルについてはAppleかAndroid宛に問い合わせするよう求めている。
「法的に」(原文:bylaw)の部分はリンクになっているが、クリックしても開いたのは同じヘルプセンターのページだった。ページ内を一通り探してみたが、現状ではこれ以外の払い戻しに関する内容を確認できなかった。
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