「座るだけで音がクリアに聞こえる」 Web会議用ボックスソファがイトーキから

[ITmedia]

　オフィス家具のイトーキは、ソファのヘッドレスト部分に指向性スピーカーを内蔵し、オープンスペースでも音漏れなどを気にせずWeb会議できるとうたうオフィス用ボックス型ソファ「sound sofa」（サウンドソファ）を11月1日に発売する。

　ソファとテーブル、スピーカー、マイク、ディスプレイなどを一体化した商品。

　ヤマハが開発した指向性スピーカーをヘッドレスト部に埋め込んだ。背もたれや座面を傾斜させ、ソファに座るだけで耳の位置が自然にスピーカーに接近するため、周囲への音漏れを抑えつつ、座っている人にはクリアに聞こえるという。

　テーブル中央に配置したマイクもヤマハ製で、収音範囲制限機能を搭載。半径1ｍ以上離れた音声を減衰して集音する。吸音性能の高い素材の不織布パネルで囲み、オフィス側のノイズ音がリモート参加者に伝わりにくくした。

　テーブルの奥のセンターパネルに32インチディスプレイとWebカメラを配置。ソファをディスプレイに対して2度斜めに設置、テーブルも台形になっており、オフィス側の参加者はディスプレイを見やすく、Webカメラにも映りやいという。

　パネルが高めの「セミクローズタイプ」と、低めの「オープンタイプ」を用意。天板は7色、脚部は5色、パネル、ソファの張地は8つのカラーセットを設定し、合計560通りの選択肢を用意した。