作品に生成AIを使ったな? 本社まで出頭しろ!──そんな内容のなりすましメールを確認したと作品リクエストサービス「Skeb」を提供するスケブ(東京都港区)が9月27日に発表した。これらのメールは同社が送ったものではないと注意喚起。業務妨害であるため、顧問弁護士や警察にも相談しているという。
スケブがX(元Twitter)に投稿した文面によると「当社は、クリエイターが納品するイラストにおいて、生成AIの使用を明確に禁止している。しかしながら、〇〇様が生成AIを使用した証拠を確認した。迅速に解決するため当社までお越しいただき、面談を行いたい」という文面のなりすましメールを確認したという。
メールには他にも「この通告に関して直接の問い合わせは受け付けていない。書留で意見書を送れ」「この通告メールはSNSで公開することは禁じる」「この通告に対して適切な対応を取らない場合、民事訴訟を提起する」などとも記載。また、スケブの広報担当を名乗って広告用のイラスト制作を依頼するなりすましメールも確認したという。
これらのなりすましメールは、「skeb.co.jp」や「skeb.jp」が入ったアドレスを詐称していたという。スケブは「お客さまと対面でやりとりすることはなく、Skebからメールでイラストの依頼することもない」と説明。スケブからユーザーへ質問を送る場合は「リクエストID」という運営やクリエイター、クライアントしか知り得ない番号を記載するとしている。
「明らかにSkebの業務を妨害する意図で不特定多数に送信されているため、顧問弁護士と相談し、現在警察への相談も進めている」(スケブ)
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