米Metaは9月27日(現地時間)、年次イベント「Meta Connect」で、Metaの各種サービスで使える生成AIチャットbot(Metaは「会話アシスタント」と呼ぶ)の「Meta AI」を発表した。
Meta AIは、メッセンジャー、Instagram、WhatsAppで利用でき、同日発表のQuest 3とRay-Ban Metaスマートグラスにも搭載される会話アシスタント。
MetaのLLM「Llama 2」と同日発表の画像生成モデル「Emu」採用のマルチモーダルなカスタムモデルで、米MicrosoftのBingとの検索提携を通じてリアルタイム情報を提供する。
「@MetaAI」で呼び出す。Meta Questなどの音声の場合は「Hey Meta」。画像を描かせるには「@MetaAI/imagine」と入力してから、描かせたいものをテキストで入力する。下の画像のように、メッセンジャーでのグループチャットで例えば「@MetaAI/imagine 雲でサーフィン」と入力すると数秒で画像を投稿できる。
公式ブログには一般リリースの時期について明示されていない。
Meta AIのプロフィールはただのリングだが、実在の俳優やタレントを含むリアルな容姿と特徴を持つ28種類のキャラクター付きAIも発表された。
パリス・ヒルトンは探偵のアンバー、大阪なおみは(テニスプレイヤーではなく)「アニメに夢中のコスプレイヤー」のタミカを演じる。
これらの架空のキャラクターはInstagramとFacebookにプロフィールがある。
これらのキャラクターとのチャットでは、プロフィール画像が動き、設定された性格に基づいた応対をする。
米国では同日からベータ版が展開される予定。
Metaは開発者向けにこうしたキャラクターを構築できるAI Studioも発表しており、企業は自社のキャラクターでのカスタマーサポートbotなどを提供できるようになる見込みだ。
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