米X(旧Twitter)のリンダ・ヤッカリーノCEOは10月2日(現地時間)、 “元祖おさわがせセレブ”として知られるパリス・ヒルトン氏および同氏のメディア企業11:11と公式パートナーシップを締結したとポストで発表した。
ヒルトン氏は自身のXアカウントで、Xとのパートナーシップで「私のビデオショッピングやスペースを通じて皆さんとつながる新しい方法を模索していく予定です」と語る動画をポストした。
Xの広報担当者は米The Vergeに対し、このパートナーシップでヒルトン氏は「ライブショッピング」を含む年間4本のオリジナル動画コンテンツプログラムを展開すると語った。
ライブショッピングは、Xでのライブストリーミング中に紹介している商品のカタログも閲覧できるようにし、視聴者はその商品をタップすることでアプリ内ブラウザ経由で購入できるというサービスだ。2021年に同社(当時はTwitter)が発表したものだ。
ライブショッピングでの売り上げのXとクリエイターとの収益分配率などは不明だが、このパートナーシップは広告以外の収入源模索の一環とみられる。
XのオーナーでCTO(最高技術責任者)のイーロン・マスク氏は9月18日、Xの全ユーザーに課金するアイデアについて語った。
ヤッカリーノ氏は9月29日、Code Conference 2023に登壇した際、マスク氏のこのアイデアについて質問されたが、「彼はわれわれが具体的にそうしようとしていると言いました? それとも検討中と言いましたか?」と質問で返し、明確に答えなかった。
ヤッカリーノ氏はこのカンファレンスで、Xは2024年初めには黒字になるとも語った。
マスク氏はXの新機能について頻繁にポストするが、本校執筆現在、ヒルトン氏との取り組みについてはまだポストしていない。
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