米X(旧Twitter)のリンダ・ヤッカリーノCEOは8月10日(現地時間)、米CNBCのサラ・アイゼン氏とのインタビューで、TwitterのXへの名称変更やオーナーのイーロン・マスク氏について語った。
ヤッカリーノ氏は、Twitterに入社したのは「イーロン(マスク氏)と協力してTwitterを“すべてのアプリ”であるXに変えるため」だったと語った。「ブランド変更は、まさにTwitterからの解放を意味する。解放することによって、われわれは従来の思考方法を超えて進化できた」という。
同氏は最近のXの進化について語り、さらにXの“すべてのアプリ”化の一環として、「間もなくプラットフォーム上の誰にも自分の電話番号を教えずに動画チャットができるようになるだろう」と語った。
ヤッカリーノ氏はまた、マスク氏との役割分担について、(CTOである)「イーロンは製品設計に重点を置いて」おり、「リブランドを加速し、将来に向けて取り組んでいる。私はそれ以外のこと、つまり会社経営を担っている。われわれの役割分担は非常に明確だ」と語った。
同氏は、Xが「損益分岐点にかなり近づいている」とも語った。Xの主な収入源である広告を軌道に乗せるために広告主と毎日ミーティングを行っており、AIを活用した広告技術によって広告主に幅広い選択肢を提供できるようになるという。
マスク氏との関係についての話の流れでアイゼン氏がマスク氏と米MetaのザッカーバーグCEOとの“戦い”について尋ねると、ヤッカリーノ氏は「ケージマッチが本当に行われるかどうか見ていよう。私に言えることは、イーロンがトレーニングしているのを目撃したということだけだ」と語り、もし実現すれば「素晴らしい広告の機会」になるだろうと付け加えた。
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