XおよびTwitterのオーナー、イーロン・マスク氏が土曜の夜にツイートしたTwitterブランドのXへの変更は、どうやら実行されるようだ。
Twitterを運営する米XのCEO、リンダ・ヤッカリーノ氏は米国時間の7月23日日曜日の午後1時過ぎ、「イーロンと私はXを世界に届けることを楽しみにしている」とツイートした。
「Xは、すべてを提供できるプラットフォームになる」とも説明した。マスク氏はTwitterの買収完了時に「Twitter買収はすべてのアプリであるXの構築を更新するものだ」とツイートしている。
米New York Timesなどによると、マスク氏は日曜早朝にTwitterの従業員宛メールで「われわれは確実にXに移行しつつある。これがTwitterのメールアカウントからの最後のメッセージだ」と伝えたという。
マスク氏は、twitter.comをx.comに移行するともツイートした。本稿執筆現在、x.comはtwitter.comにリダイレクトされるようになっている。
マスク氏は、1999年にPayPalの前身となるオンラインバンクのX.comを共同設立したころからXという文字に愛着を持っているようだ(自ら「なんでだかわからないけど好きなんだ」とツイートしている)。X.comドメインはPayPalが保有していたが、2017年にマスク氏が買い戻した。
Twitterはマスク氏の買収後に非公開化されており、ブランド変更に障害はないが、それなりに定着したブランドを変更することは同サービスの主な収入源である広告事業に大きな影響を与えそうだ。
マスク氏は日曜の午後にも青い鳥に代わる新しいXロゴを発表する計画としている。
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