米Googleは10月4日(現地時間)に開催した年次イベント「Made by Google」で、生成AI搭載のパーソナルアシスタント「Assistant with Bard」を発表した。向こう数カ月中にAndroidおよびiOSデバイスからアクセス可能になる。
Googleの生成AIチャット「Bard」の生成機能と推論機能を、「Googelアシスタント」に統合したものだ。テキスト、音声、画像を使って対話でき、メールの検索や旅行計画、SNSに投稿するテキスト案など多様な個人的なタスクをサポートする。
これは、9月に発表したBardのアップデートで、ユーザーがオプトインすればGmail、ドライブ、ドキュメントにBardがアクセスできるようになったことで実現できる。
例えば、「今週受信して未読の重要なメールがあれば教えてください」とテキストまたは音声で入力すると、AIが重要だと判断したメールの概要が箇条書きで表示される。
画像を使う例としては、SNSに投稿したい子犬の写真に添えるテキストを考えてもらうというケースが紹介された。投稿したい写真にAssistant with Bardを「フロートさせ」て「この写真に添えるすてきなキャプションを生成して」と音声で入力する。
Assistant with Bardは個人データにアクセスするが、ユーザーのプライバシーを念頭に置いて構築されており、個別のプライバシー設定を選択できるようになっているという。
Google日本法人に日本語でも利用できるようになるのか問い合わせたところ、「対象言語については現時点ではご案内しておりません」とのことだった。
【更新履歴:2023年10月5日午前11時50分 Google日本法人に問い合わせた結果を追加しました。】
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