三井住友海上火災保険は10月5日、DAO(分散型自律組織)を活用した新たな採用プロジェクトを始めた。学生は、Discordなどを活用したDAOで社員とフラットに意見を出し合い、参加者からの「いいね!」獲得数で評価される。
共感を重視するZ世代の価値観に寄り添い、より透明でフェアな採用プロセスの構築を目指すとしている。
専用のフォームで、氏名や「最近学び取ったスキル」などの質問に回答した上で、10月20日までに参加を申し込む。エントリーシートや大学名、性別、顔写真などは登録不要。
DiscordとDAO支援ツール「Unyte」を活用し、プロジェクト参加を認められた学生と同社社員が匿名かつフラットに参加する「採用DAO」を組成。「三井住友海上が解決すべき社会課題やペインは何か」などの議題について議論しながらワークを進める。
メンバーの活動や意見に、社員も学生もフラットに「いいね!」を送り合う。いいねは採用DAOでの「トークン」となり、プロジェクト終了時のトークンの保有量によって学生を評する。高評価者には、新事業に取り組む部署「ビジネスイノベーションコース」での採用を案内する。
プロジェクトは、Web3事業などを手掛けるガイアックスと共同で実施する。
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