オランダの「Van Gogh Museum」(ゴッホ美術館)は、ポケモン社とのコラボで実施していたピカチュウのプロモカード配布を止め、館内から撤去したと発表した。入館した人に無料配布していたが、転売目的の業者などが問題視されたとみられる。
美術館の公式サイトは、「最近、少数のグループが望ましくない状況を引き起こしたため、灰色のフェルト帽をかぶったピカチュウのプロモカードを美術館から撤去するという難しい決断を下すことになりました」と説明。「ゴッホ美術館とポケモンインターナショナル(ポケモン社)は、来館者とスタッフの安全と安心を非常に重視しています」という。
プロモカードは、ゴッホの有名な「灰色のフェルトの帽子をかぶった自画像」を模し、グレーのフェルト帽子を被ったピカチュウを描いたもの。館内でクイズをクリアした人がもらえることになっていた。
美術館側は「望ましくない状況」について詳しく書いていないが、X(旧Twitter)上には、美術館の出口付近に札束を持った人達が待ち構えていたといった投稿もあり、転売目的の業者が集まっていた可能性はある。eBayや日本のメルカリでもプロモカードの高額出品も相次いでいる。
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