米IBMは10月18日(現地時間)、生成AIに関するサービスの強化に向け、米Amazon Web Servicesとの連携を拡大すると発表した。自社のAIプラットフォーム「watsonx」の機能をAWS上で提供するという。
まずはwatsonxのサービスのうち、データプラットフォーム「watsonx.data」を、AWSのフルマネージドサービスとして提供する。2024年までにはAI実行環境「watsonx.ai」やAIガバナンス機能「watsonx.governance」もAWSで利用可能にするという。
すでにAWSを活用して提供している自社サービスに、生成AIによる新機能を追加する方針も示した。例えば、AWSを活用したコンタクト向けセンターサービスでは、会話内容を要約・分類する機能を生成AIで拡張するという。
コンサルタントの育成も強化する。AWSが提供する学習プログラムなどを利用。2024年末までに、AWSが提供する生成AIサービスの専門知識を持ったコンサルタントを1万人育成するとしている。
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