ネットショップ作成サービス「BASE」はこのほど、中規模以上の出店者向け「グロースプラン」の月額料金を、5980円から1万9980円と3倍以上に値上げすると発表した。2024年1月16日から適用する。突然の大幅値上げにユーザーは悲鳴を上げており、サービス乗り換えを検討する人も出ている。
BASEは月額料金無料の「スタンダードプラン」(サービス利用料3%、決済手数料3.6%+40円)と、月額料金を課す代わりに決済手数料が下がる「グロースプラン」(決済手数料2.9%)がある。
スタンダードプランは月額無料を維持し、手数料も変えない。グロースプランのみ大幅値上げ。年払いの場合も5万9760円(月割りで4980円)から19万8960円(同1万6580円)にアップする。これまで、月の売上が17万円を超えるとグロースプランが得になると案内していたが、24年1月以降は、その目安額が50万円に引き上がる。
同社は経営不振が続き、2021年12月期に9億7000万円の営業赤字、22年12月期に15億円の営業赤字をそれぞれ計上。経営の立て直しが急務になっており、25年12月期の営業黒字化を経営目標にしている。
23年11月7日には23年12月の連結業績を上方修正。営業赤字を当初予想の14億〜18億5000万円から、10億円に圧縮している。
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