わたしが欲しかったのは、日常的に気軽に持ち出せるスナップ機、あるいは仕事で持ち出すときのセカンドカメラで、一番撮る被写体は「猫」だ。いつ猫に出会ってもいいように、カメラは軽くてコンパクトでどんなバッグにも入れられて、さっと出し入れできるものがいい。
だから上面はできるだけフラットな方がいい。でもファインダーは付いていてほしい。
となると選択肢が限られる。ファインダー搭載で上面がフラットなカメラとなると富士フイルムの「X-E4」もあるけど、あれはもう販売終了しているから選択肢はα7C IIか「α7C R」か「α6700」になっちゃうのだ。他社はもうやらないのかな。そろそろイケると思ってるのだけど。
というわけで、選んだのがα7C IIだったのである。
ちなみに購入した数10分後に、モバイルバッテリーをつないで給電しながら撮った(購入直後はバッテリーが空なので)猫写真がこちらだ。
センサーと画像処理エンジンは「α7IV」と同等ながら、それ以外ソニーの最新モデルに準じているのがいい。登場当初から新しさに欠けていたα7Cと比べると4〜5年分進化した感じだ。
ボディ内手ブレ補正は、α7IVの約5.5段から約7段に進化。
被写体検出AFもα7 IVの人物・動物・鳥の3パターンに昆虫・車・列車・飛行機が追加され、最新モデルと同じになった。被写体検出好きとしてはこれは楽しい。
被写体検出AFは使う人と使わない人が分かれそうだけど、わたしががんがんに使うタイプです。
ソニーはリアルタイムトラッキングも優秀なので、AF-ONボタンに「押す間トラッキング+AFオン」にしている。これが便利で、普段AF-Sモードで撮っていても、猫を見つけたときなどはAF-ONを押せば自動的にトラッキングAFになって被写体を捕まえてくれるので、あとは構図を決めてタイミングを合わせてシャッターを押せばいいのだ。これは大変よい機能である。
VLOGCAM由来のタッチパネルを使ったインタフェースはα7C IIのコンパクトボディに似合ってるし、ボディが小さいために難がある操作系を補ってくれる。
α7Cとα7C IIの違いって見た目以上にでかかったのだ。
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