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「α7C II」を買っちゃった話 猫好きカメラマンの習性と“相棒”の選び方荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/4 ページ)

» 2023年11月23日 07時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 もちろん小型で廉価なモデルってことで中堅クラスに比べて劣る面もある。シャッタースピードは最速で1/4000秒止まり(電子シャッター時で1/8000秒)だし、メカシャッターが電子先幕シャッターしかないし、相変わらずメカシャッター音がカシャンとうるさいし、連写速度はそれほどでもないし、EVFはいくらか見やすくなっているとはいえハイエンド機のを覗いちゃうと見劣りするし、メディアスロットは1つしかないし。

 実はAWBのクセもちょっと気になってる。

 でも、普段使いならその辺の弱点は気にならないのだ。

ちょっとした街のスナップ。古い路地の奥にそびえる東京スカイツリーという構図がSFっぽくて70mmで撮ってみた。広角でスカイツリー全体をいれちゃうとこのテイストは出ない

コンパクトなボディに似合う標準ズームレンズはどれだ?

 ただ、ボディが小さいフルサイズセンサーとなるとレンズを選ぶ。せっかく小さなボディを選んだのに、レンズが太くて大きくて重かったら気軽に持ち歩きたいというニーズから外れる。

 ただレンズキットになっているFE 28-60mmはとにかく薄くて軽くて携帯性は高いのだけど、その分スペックが弱い。60mmでF5.6はちょっとなあと思う。

 では常用標準ズームレンズをどうするか。

 焦点距離的にはソニーのFE 20-70mm F4が良かったのだが、α7C IIにつけるとちと太い。約488gは軽量でいいにしろ、フィルター径72mmである。どれがいいかと聞かれたらこれを勧めると思うけど、もうちょっと細身のが欲しい。

α7C IIとFE 20-70mm F4。レビューで使った時、ちょっとレンズが太いなあと思ってしまったのだ

 で、いいレンズはないかなと探したら、シグマの「28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary」が目に止まったのである。

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