テスラモーターズ ジャパンは、電動ピックアップトラック「Cybertruck」について、12月1日から米国で納車を開始したと発表した。同モデルは2019年11月に発表されたもので、当初は2021年発売を予定していた。
Cybertruckは、ステンレス鋼の外骨格ボディ、アーマーガラス、オールテレインタイヤを採用。最大積載量は約1134kgで約4990kgの牽引力を有する他、最高速度は209km/h、加速性能は時速0-100kmまで2.7秒で到達(ビーストモード時)するという。また、新たに採用したステアバイワイヤーとリアステアリングによって安定した高速走行を実現している。
ボディーはサブマシンガンを使った“耐久試験”をクリア。銃弾を1つも貫通させなかったとアピールする。また、アーマーガラスは時速112kmの野球ボールや、クラス4のひょう(直径2.5〜5cm)に耐えられるという。フレームには、モデルYにも採用されているダイキャスト技術を使用。モデルYでは、70以上の溶接部品で構成されていたリアアンダーボディを6000トン級のダイキャストマシンでワンオフ成形。生産効率の向上とボディーの衝突安全性などにつながっているという。
価格は、シングルモーターを搭載した「RWD」が6万990ドル(約894万円)、デュアルモーター駆動の「AWD」が7万9990ドル(約1174万円)、トライモーター駆動のAWDモデル「サイバービースト」が9万9990ドル(約1467万円)。
1日の納車開始にあわせて米Tesla CEOのイーロン・マスク氏がCybertruckの動画を投稿。ポルシェ911と1/4マイルのドラッグレースをするもので、Cybertruckは911に勝利。しかも、ポルシェ911を1台牽引した状態で911に勝つという内容になっている。このポストは執筆時点(4日午後11時)で7166万再生を超えている。
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