米Microsoftは12月5日(現地時間)、生成AIサービス「Microsoft Copilot」で“間もなく”ロールアウトする予定の複数の新機能を発表した。
Microsoft Copilotは、2月にリリースした「新しいBing」(その後「Bing Chat」と「Bing Chat Enterprise」になり、11月に「Copilot」にリブランド)、Windowsに搭載される「Copilot in Windows」、「Copilot for Microsoft 365」などの一連の生成AIサービスだ。
米OpenAIが11月に発表した「GPT-4 Turbo」を採用する。GPT-4 Turboは、トレーニングデータがGPT-4 の2021年9月までから2023年4月までになっている。また、コンテキストウィンドウがGPT-4の4倍の12万8000トークンになっており、300ページもの長文の回答が可能になる。
Copilotは既に「DALL・E 3」を採用しているが、更新されたDALL・E 3をサポートすることで、「より正確なイメージを作成できるようになる」という。以下は、Microsoftが紹介した新旧DALL・E 3で生成した「ネイルサロンで手入れしてもらう骨質のプレートを持つ写真のようにリアルなステゴサウルス」の画像比較だ。
Edgeで視聴しているYouTubeなどの動画の内容の要約や、内容についての質問にCopilotが答えられるようになる。Microsoftが紹介した画像では、YouTubeに公開されているMicrosoft Ignite 2023のサティア・ナデラCEOの基調講演動画の要約が表示されている。
Microsoft EdgeのCopilotサイドバーで、Webサイトで変更したいテキストを選択し、Copilotに書き換えを依頼することで文章を変更できるようになる。
「Copilotは、複雑な自然言語でのリクエストでコードを作成し、そのコードをサンドボックス環境で実行し、その結果を使って高品質な応答を提供する」という。
画像を使ったクエリで、画像の理解が向上するという。
プロンプトの内容の幅が広すぎてCopilotの回答が意図したものと違う場合、Deep Searchのウィンドウが表示され、より詳細に尋ねる候補が表示されるようになる。
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