GitHub Japanは12月14日、「クレデンシャルをGitHubに書くなソング 〜書くならPushProtectionしろ〜」を公開した。といっても何のことか分からないと思うので、取りあえず聞いてみてほしい。
GitHubユーザーなら分かると思うが、そうでなければ何のこっちゃ、だろう。順に説明すると、クレデンシャルとはIDやパスワードなど認証に用いられる識別情報のことを指す。当然、他人には知られないようにするべきだ。
GitHubのようなソースコード共有サイトで公開するのはもちろんNG。しかし不注意などで公開状態になっていた例はいくつもある。そして続く「Push Protection」と「Secret Scanning」はそれぞれ、同様の事態を防ぐための機能のこと。要するに、機密情報を衆人環境にさらさないよう、機能を駆使して気をつけようね、という注意喚起なわけだ。
わざわざ歌にしているのは、生成AIサービス「Suno AI」がちょうど話題になっているためだ。Suno AIはChatGPTなどと同様、プロンプトで作曲できるサービスで、生成される楽曲のクオリティーが高いと話題になっている。作曲家の神前暁さんも試しに作った曲をSNSで公開し、「このサビなんて少し手を加えれば結構売れるのでは?ってレベル」とコメントしている。もちろん、GitHubの曲もSuno AI製だ。
歌にした理由はもう一つある。実はfreeeが6日に、似た注意喚起の曲「クレデンシャルをSlackに書くな高校校歌」を公開しているのだ。当時、SNSで少し話題になったので、下敷きにしているのだろう(実際、GitHubの日本公式Xアカウントではfreeeの楽曲に言及している)。じゃあなぜfreeeがこの曲を作ったのかというと……別途記事化しているので、参照のこと。
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