タイガー魔法瓶は12月15日、動画配信サイトやレシピサイトを中心に人気を集めている「炊飯器レシピ」について、誤った炊飯器の使い方によって故障したり、使用者がケガをしたりする危険性があると注意喚起した。
炊飯器レシピは、炊飯器1つで様々な料理を作る方法を解説したもので、材料を入れてスイッチを押すだけという手軽さで人気だ。しかしタイガー魔法瓶は、一般的な炊飯器はそもそも炊飯以外の調理を想定して作られてはいないと指摘する。
「通常の炊飯器は、吸水から昇温、炊きあげ、蒸らしという炊飯の工程で、中の水が蒸発するまでグツグツ煮込む動作になっている。基準と異なる量の水や材料を入れると水が早く蒸発し、内釜が焦げるおそれがある他、圧力式の場合は材料が調圧孔をふさいで中身が噴き出す危険もある」という。
タイガー魔法瓶は、調理機能付きをうたう炊飯器を使い、説明書にある範囲で活用することを勧めている。ただし調理機能付き炊飯器でもNGな使い方として、1)ポリ袋やクッキングシートなどに食材を入れて加熱する、2)多量の油を入れる料理を挙げる。圧力炊飯器の場合、上記に加えて、3)とろみが付いた料理、4)葉物野菜を使う料理、5)膨張しやすい、煮炊きで分量が増える食材を使うレシピも避けた方がいいとしている。
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