注目は背景の点光源のボケかただ。絞りを開くにしたがってボケが大きくなる。さらに被写体が近くて背景が遠いほどボケは大きくなるし、同じ距離で撮るなら広角より望遠の方がボケは大きくなる。
ボケのコントロールってデジタル一眼の面白さの1つであり、真っ暗な中の点光源って大きくボカすと光の円がいくつも重なって印象的になるのだ。
特に単焦点レンズは開放F値が明るいので、最近単焦点レンズデビューしました、って人はそれだけでしばらく遊べる。
でも、多くのレンズは絞り開放時に端っこの方がきれいな円にならない。レモン型になるのだ。レモンっぽい色の光源を背景に、絞り開放のF2.0と1段絞ったF2.8で撮り比べて並べて見た。
下の画像は写真の左側2/3くらいを並べたもの。左の方が写真の端っこで鼻の辺りが写真の中心。
絞り開放で撮った方は端っこがレモン形だけど中心あたりはきれいな円で径も大きくてほわいっとしてる。F2.8で撮った方は丸ボケの径は大きくないけど、端っこもきれいに丸い。
この辺のボケの形は「レンズによって異なる」のでなんともいえないけど、端がレモンになってもいいからボケを大きく、あるいは多少ボケが小さくてもきれいな丸ボケにしたい、あるいはクロップしてレモンになってるとこは撮っちゃえ、などなど試行錯誤すると楽しい。
ここで病が深まっていくと、中古カメラ屋で古いレンズを探し始めたりするので注意したい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR