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1台でどこでも曲作り ヤマハから“全部入り”の音楽制作ガジェット「SEQTRAK」登場 5.5万円

» 2024年01月16日 23時30分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは1月16日、オールインワン音楽制作デバイス「SEQTRAK」を1月26日に発売すると発表した。音楽制作からパフォーマンスまでを1台で実現するデバイスで、ドラムマシン、シンセサイザー&サンプラー、サウンドデザイン&エフェクターという主要な3機能を集約している。希望小売価格は5万5000円。

オールインワンの音楽制作デバイス「SEQTRAK」

 シンプルかつコンパクトなデザインながら、音楽制作に必要な機能をオールインワンで搭載。「瞬間的に得たインスピレーションやアイデアをいつでも素早くスケッチし、それをディープに作り込める」製品として企画されたという。ドラムマシン、シンセサイザー&サンプラー、サウンドデザイン&エフェクターの各機能は、ブロックごとに分けられてデザインされている。

カラーは2種類
デバイスはそれぞれの機能ごとに分割してデザインされている

 2000種類以上のプリセット音色に加え、2つの音源を搭載。アコースティック楽器からシンセサイザーまでさまざまな音色を再現・合成でき、最大128音ポリフォニーをサポートするAWM2音源と、4オペレータで最大8音ポリフォニーのデジタルサウンドを生成できるFM音源が利用できる。リバーブ、ディレイ、ディストーションなどのエフェクトとも組み合わせ可能だ。1つのプロジェクト(曲)につき最大128のステップを入力できるシーケンサー機能も搭載する。

AWM2音源とFM音源に対応

 コンパクトながら、スピーカーやマイク、バッテリーを搭載。リアルタイムでトラックとパターンを組み合わせ、演奏中にスライダー操作でエフェクトを適用可能だ。また、MIDI In/Out、USB Type-Cポート、AUX Inを内蔵し、外部機器やアプリケーションと連携可能。アプリ向けにBluetooth MIDI、Wi-Fiにも対応する。

インタフェースは一通り揃っている

 専用アプリは、サウンドデザインやトラックのパターン調整が視覚的に行えるGUIエディターを搭載し、追加コンテンツやユーザーのサウンドデータを本体に取り込める。アプリには「VISUALIZER」機能もあり、楽曲とシンクロする映像を生成可能。パフォーマンスにも使えるとしている。

GUIエディターを搭載した専用アプリも用意。音にシンクロした映像も生成できる

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