IoTプラットフォーム「SORACOM」を提供するソラコム(東京都港区)は2月20日、東証グロース市場への新規上場が承認されたと発表した。上場日は3月26日を予定している。
14年創業のソラコムは、17年にKDDI傘下に入り、20年から「スイングバイIPO」による上場を目指してきた。スイングバイは、宇宙探査機が目的の場所へ向かう際、惑星などの重力を利用して加速する手法。KDDIとソラコムは、スタートアップが大企業の支援を受けて成長し、上場することをスイングバイIPOと呼んだ。
21年6月には「グローバルに通用するスタートアップ企業の上場を支援する」として、セコムやソニーグループなど6社がソラコムに出資している。
ソラコムは、22年11月に東京証券取引所に株式上場を申請。23年2月には「最近の経済環境や市場動向を踏まえて」上場申請を一度取り下げたものの、同年11月に再び上場手続きを行っていた。
SORACOMは、IoTデバイスと通信環境、アプリケーションをワンストップで提供するIoTプラットフォーム。現在ではエネルギー、製造、金融など幅広い業界で2万以上の顧客を抱え、IoT向け通信回線は600万を超えている。
ソラコム、上場手続き再開 一度は取り下げも「経済環境や市場動向を踏まえて申請」
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