JR東日本は2月14日、3Dモデルとして内部を再現したバーチャルな電車の中で、利用者が欲しい物を指定するという、鉄道古物販売の新しい仕組みの実証実験を始めた。横須賀・総武快速線の「E217系」車両を再現したバーチャル空間を22日まで公開している。
E217系電車をスキャンして3Dモデル化し、車両内を再現した。利用者は、「JRE MALL」からアクセスし、車両内を自由に移動しながら関心のある部品を指定できる。
KDDIのバーチャル店舗サービス「αU place」の技術を用い、車両内の各所にコメントを書き込める機能も実装した。利用者に「この遮光カーテンが欲しいです」などと書き込んでもらい、より細かいニーズを把握するのが狙い。コメントは他の利用者も閲覧できる。
JR東日本は「デジタル技術による鉄道古物販売などの有用性やサービス内容について検証し、今後デジタル空間上での鉄道古物の事前予約販売機能なども検討していく」「今までになかった新しい部品を購入できる機会の提供を目指す」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR