カシオ計算機は2月15日、1974年に発売した同社初の腕時計「カシオトロンQW02」のデザインを復刻したモデル「TRN-50」を発表した。世界限定4000本を2月29日に発売する。価格は6万3800円。
デザインやサイズはもちろん、ケースやバンド、CASIOTRONロゴなども当時のままに再現。液晶画面の周囲(フェイス)は初代モデルからインスパイアされたダークブルーで、周囲には挽目加工を施した。
一方で電波受信機能やソーラー駆動、スマートフォンを介して正確な時刻情報を取得する「モバイルリンク機能」など最新の機能も備えている。裏ぶたにはシリアルナンバーを刻印した。
カシオトロンは、発明家だった故・樫尾俊雄元会長が「時間は1秒1秒の足し算である」という発想の元、電卓事業で培ったデジタル技術を用いて開発した腕時計。時刻に加え、月・日・曜日まで正確に表示する「完全自動腕時計」を目指し、デジタルウオッチとして世界で初めてオートカレンダー機能を搭載した。「日付修正の手間を省く、当時の常識を覆したモデル」(カシオ)だった。
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