G-SHOCK初号機のフォルムが立体商標に　カシオ「目に見えない価値を可視化した」

» 2023年07月14日 20時15分公開

[芹澤隆徳，ITmedia]

　カシオ計算機が「G-SHOCK」初号機（DW-5000C）の八角形フォルムを立体商標として登録していたことが分かった。ただし目的は模倣品対策ではないという。

1983年に発売した「DW-5000C-1A」

　カシオ計算機は「初号機のフォルムは現在の商品にも引き継がれ、ユーザーに広く認知されている。その目に見えない価値を可視化した」と説明。今年で40周年の節目を迎えたG-SHOCKのブランディングの一環だという。

　立体商標は立体的な形状を商標として登録し、保護する制度。商標が商品やサービスを示す“標し”として機能するのと同様、形状も多くの人に認知されていると認められれば登録される。2018年には明治の「きのこの山」「たけのこの里」が登録され話題になった。

　DW-5000Cは1983年に発売した最初のG-SHOCK。シリーズを象徴するデザインとして、現在のラインアップにも八角形フォルムを継承するモデルは複数存在する。今年4月には40周年を記念して復刻モデル「DW-5040PG」も登場した。

独立行政法人工業所有権情報・研修館運営の特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」より

4月に発売した復刻モデル「DW-5040PG」

架空の「きのこの山のワイヤレスイヤフォン」、明治が公開　「たけのこは？」と新たな火種に
明治は11日、公式Twitterアカウントで「きのこの山のワイヤレスイヤフォン」を披露した。同社のTwitter企画「明治のありそうでなかった雑貨」として公開した架空の雑貨。
カシオ、40年前の「G-SHOCK」初号機を復刻　「PROJECT TEAM “Tough”」刻印入り
カシオ計算機は15日、耐衝撃ウォッチ「G-SHOCK」シリーズの誕生40周年記念モデルの1つとして「DW-5040PG」を発表した。1983年に発売した初号機「DW-5000C」を復刻。メタルパーツには深層硬化処理を施した。
「G-SHOCK」初号機の角形フォルムに心拍計を搭載したスポーツモデル、カシオから
カシオ計算機は12日、「G-SHOCK」初号機由来の角型ケースに心拍計測の光学式センサーを詰め込んだ「DW-H5600」を発表した。価格は4万1800円から。
3倍硬い「G-SHOCK」、誕生40周年で登場　「1点ずつ固有の模様や色調」
カシオ計算機は15日、耐衝撃ウォッチ「G-SHOCK」シリーズの誕生40周年記念モデルとして、ステンレスに深層硬化処理を施した「RECRYSTALLIZED（リクリスタライズド）SERIES」を発表した。
スケスケになった「G-SHOCK」登場　「チャレンジ精神を表した」とカシオ
カシオ計算機は15日、スケルトン素材を用いて内部の部品が見えるように設計した「CLEAR REMIX（クリアリミックス）」を発表した。7製品を7月7日に発売する。