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小型軽量レンズの時代がキター! 「CP+2024」でみえたデジカメ最新動向荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/5 ページ)

» 2024年02月23日 14時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]

手にして分かるそのすごさ パナソニックの超軽い2本のレンズ

マイクロフォーサーズとフルサイズの両方を並べるパナソニックブース

 発表したてホヤホヤだぜレンズの第2弾はパナソニック。

高倍率ズームとは思えない小ささの「LUMIX S 28-200 mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」。持ってみるとびっくりする軽さ

 会場にはしれっと置いてあったこのレンズは28-200mm高倍率ながら約413g。これもまた手にした瞬間、「なにこれ軽い!」とつぶやいてしまったのだ。沈胴したときは約93.4mmとコンパクトでとても高倍率ズームには見えないのである。「LUMIX S 28-200 mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」だ。

200mmに伸ばしてもこの長さで済むのだ

 最近の高倍率ズームが24mmスタートなのに対して28mmスタートであること、さらに望遠端の開放F値がF7.1と暗い、という特徴はあるのだが、日常的に使える常用ズームレンズとして出色の出来か。ちなみに、最大撮影倍率0.5xというハーフマクロ機能もいい。発売は4月下旬。

 そしてもう1本。

 こちらは2月発売の新製品「LUMIX S 100mm F2.8 MACRO」である。100mmの単焦点マクロレンズなのだけど、これがまた常識外れに小さくて軽いのだ。スペックから予想する何倍も軽く感じる。

100mmF2.8のマクロレンズ。マクロレンズでこの小ささは常識外れ。でもしっかり等倍マクロレンズなのだ

 小さくて短いマクロレンズとなると、マクロ撮影時は鏡胴がぐぐっと伸びるんじゃないかと思われるかもしれないが(過去、そういうレンズもあった)、全長は固定。このサイズで約298gの超軽量。世界最小軽量中望遠マクロレンズってのはダテじゃない。

 その場で試してみたけど、マクロ距離でもAFは速くて快適。手にして分かる、そのすごさって感じだ。

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