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小型軽量レンズの時代がキター! 「CP+2024」でみえたデジカメ最新動向荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/5 ページ)

» 2024年02月23日 14時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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小型軽量レンズの時代が来たのだ

 あ、ニコンとキヤノンについて触れてなかった。

 どちらも小型軽量新型レンズって意味では特に特筆すべき新レンズはなかったのだけど、ニコンが23年秋に発売した「Plena」は一見の価値有り。

 「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」は中望遠のポートレートレンズで、専用のコーナーを設けてそのボケの美しさを体験できるようになっていた。自分の記録メディアを入れて撮影した写真の持ち帰りも可能なので、ぜひ味わいたい。

「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」の撮影体験コーナーで。「Z 8」に装着して試してみた
Plenaで撮影したポートレート。前ボケも後ろボケも絞り開放ながらかなりきれいで柔らかいボケをみせてくれた

 キヤノンはVRや3Dに注目。

 参考出品されていた、APS-C用の3D撮影用のレンズはなかなか面白そうだった。

キヤノンは3D/VR用の3D撮影レンズとカメラをコンセプト展示。これは小型のAPS-C用3Dレンズ。発売は未定

 ブースでは、同社のデュアルピクセルCMOSセンサーが持つ、全ピクセルが距離情報を持っているという特性を生かした3D撮影体験コーナーを設けていた。

 実際に作成した3Dデータをもとにした動画を作成して送って貰える。

デュアルピクセルCMOSセンサーならではの3D画像撮影体験。実際に撮影した画像を動かして見せてくれる

 と、CP+で注目の小型軽量レンズを中心に取り上げてみた。

 高性能なレンズが一段落して小型軽量レンズの流れが来てるのは、スナップ撮影が好きな人、荷物を軽くしたい人にすごく朗報なので注目したい。

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