ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は2月27日(米太平洋時間)、世界で従業員の約8%に当たる約900人を削減する計画を発表した。日本の従業員も影響を受ける。また、複数のゲームスタジオが閉鎖される見込みだ。
3月末に退任予定のジム・ライアン社長兼CEOは従業員宛の公開書簡で、リストラの目標は「リソースを合理化し、継続的な成功を確保し、ゲーマーやクリエイターが期待する体験を提供できるようにすること」だと説明した。
PlayStation Studiosの責任者、ヘルメン・ハルスト氏は「PlayStation 5(PS5)は発売から4年目を迎えており、われわれは一歩下がってビジネスに何が必要かを検討する必要がある段階に来ている」と語り、スタジオとポートフォリオを検討したところ、「プロジェクトの一部は前進しないと判断した」ため、これらのプロジェクトの作業を中止することに決定したと説明した。
影響を受ける主なスタジオは、Insomniac Games、Naughty Dog、The PlayStation StudiosでVRゲームを開発していたロンドンスタジオ、Guerrilla、Firesprite。ロンドンスタジオは完全に閉鎖される。PlayStation Studio全体の他のチームでも小規模な削減が行われる。
同社は14日の業績発表(リンク先はPDF)で、PS5の売上予測を、約2500万台という従来予想から2100万台に下方修正している。
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