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「ドラクエの歴史は鳥山さんのキャラデザインとともに」 鳥山明先生の訃報に堀井雄二さん

» 2024年03月08日 13時57分 公開
[ITmedia]

 集英社は3月8日、週刊少年ジャンプ公式サイトで、漫画「Dr.スランプ」「DRAGON BALL」やゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズのキャラクターデザインなどで知られる漫画家・鳥山明さんの訃報を伝えた。ドラゴンクエストシリーズの生みの親・堀井雄二さんもコメントを寄せている。

週刊少年ジャンプ公式サイトに掲載された訃報。堀井さんの他、漫画家の桂正和先生、尾田栄一郎先生、岸本斉史先生もコメントを寄せている

 堀井さんは少年ジャンプでライターをしていた頃に鳥山さんと知り合い、ドラゴンクエストを立ち上げる際、鳥山さんの初代担当編集者だった鳥嶋さんの勧めで「ゲームの絵」を頼むことにしたという。それから37年余りで多くの魅力的なキャラクターやモンスターを描いてもらったと振り返る。

 「ドラゴンクエストの歴史は、鳥山さんのキャラデザインとともにありました。鳥山さん、故すぎやま先生は、ドラゴンクエストを長きに渡って作ってきた仲間でした」

 ドラゴンクエストシリーズは、1986年にエニックス(現在のスクウェア・エニックス)から発売された「ドラゴンクエストI」に始まる日本を代表するロールプレイングゲーム。鳥山さんはシリーズを通し、「スライム」をはじめとするモンスターやキャラクターのデザインを担当した。

 鳥山さんの所属プロダクション「バード・スタジオ」の告知によると、鳥山明さんは3月1日に急性硬膜下血腫で亡くなったという。68歳だった。葬儀は近親者のみで行った。「静謐を望む本人の意向により、ご弔問・ご香典・ご供物・ご献花その他はご辞退申し上げます」。

堀井雄二さんのコメント全文

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