今教育界で話題になっているのが、「AIがあればプログラミングは勉強しなくていいのでは?」という子供達の疑問について、いかに納得する反論ができるか、という事である。この質問をAIに投げてみると、
という回答が得られる。この回答には、多くの人の実際の反論を学習したエッセンスが詰まっていると考えられる。これで納得する人も一定数いらっしゃるだろうが、それはプログラミングができる人か、それに近い事ができる人に限られるように思う。実際筆者はプログラミングができないので、上記の理由には論理的には納得できるが、体験的な自信を持って子供達には説明できないでいる。
そんな折、日本デジタル・シティズンシップ教育研究会というところのオンラインゼミで、成田潤也先生の「AI翻訳と小学校教育」という講演を聴いた。先生は神奈川県の公立小学校で英語を担当する現役の教諭でいらっしゃるが、機械翻訳を小学校の外国語教育にどう使っていくかをテーマに研究されており、数年前にポータブル機械翻訳機「ポケトーク」をの子供達に配布して授業を行ったお話しを伺うことができた。
これが非常に示唆に富むお話しだったので、これをベースに「AIがあれば勉強しなくていい」に対して、筆者でも納得できる反論を考えてみたい。
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