スカパーJSATは3月25日、アニメを中心とする映像作品の企画から製作投資、販売などを手がける新会社・スカパー・ピクチャーズ(東京都港区)を4月1日付で設立すると発表した。今後数年で10作品以上のアニメを企画するという。
資本金は20億円。スカパーJSATに加え、伊藤忠商事も出資する。社長には、スカパー!でドラマ「アカギ」「ひぐらしのなく頃に」、アニメ「グラゼニ」などをプロデュースした長内敦さんが就任する予定だ。
新会社は、スカパーJSATのメディア事業部門が次期主要戦略の1つとして掲げる「グローバルIP事業」の事業化を目指す。これは、作品を企画し、製作委員会の幹事会社として製作を主導、国内外への販売や海外での商品化を担当するというビジネススキーム。「自らがIPホルダーとなり、スカパー!の枠を超えてグローバルにビジネスを展開する」と説明している。
2020年には社内で新会社の基盤となる専任組織を立ち上げ、現在は4つのアニメ作品に携わっているという。これらを含め、今後数年で10作品以上のアニメを企画から立ち上げ、国内外に展開することを目指す。また伊藤忠商事グループは、アパレル、食品、小売、流通といった分野で新会社が投資した作品の商品化を手掛けるとしている。
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