米Microsoftが新部門「Microsoft AI」設立に伴って行う組織変更について、米The Vergeが3月25日(現地時間)、独自に入手したエクゼクティブバイスプレジデントのラジェシュ・ジャー氏による内部メモに基づいて報じた。
昨年9月のパノス・パネイ氏の退社後、Windows Experiencesチーム(その後Web Experiencesチームと統合され、Windows and Web Experiencesチームになった)とWindows+Devicesチームに分かれていた部門を再度1つに統合してExperiences+Devices部門とし、そのトップにパヴァン・ダブルリ氏を任命する。
ダブルリ氏は2001年にMicrosoft入りし、2015年にはSurfaceのジェネラルマネジャーを務めたベテラン。パネイ氏退社後、Windows+Devicesチーム担当バイスプレジデントに就任した。
ジャー氏はメモで「AI時代にWindowsクライアントとクラウドをまたぐシリコン、システム、エクスペリエンス、デバイスを包括的に構築できる」と語った。
Windows and Web ExperiencesチームのWeb ExperiencesのメンバーはMicrosoft AI部門に編入される。Windows and Web Experiencesチームのトップだったミハイル・パラキン氏は「新しい役割を探すことにした」となっているが、退社することになりそうだ。
つまり、EdgeなどのWeb関連の製品はMicrosoft AIの管轄になり、同部門トップに就任した英DeepMindの共同創業者、ムスタファ・スレイマン氏が統括することになる。スレイマン氏はサティア・ナデラCEOの直属だ。
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