豪Canvaによる買収を3月26日(現地時間)に発表した英Serifは27日、買収完了後もAffinity製品は存続し、アプリの買い切り型の提供方法と永久ライセンスを今後も続けると発表した。
両社は連名の公式ブログで、「共通の未来に踏み出すに当たって、コミュニティと共有する4つの誓約に取り組んでいく」と語った。
誓約の1つ目は前述の永久ライセンスの継続。さらに、製品の価格が手頃になるという。2つ目がAffinity自体の存続。3つ目はAffinityスイートの教育機関および非営利団体への無料提供の計画。4つ目は、ユーザーコミュニティからのフィードバックを積極的に取り入れるコミュニティ主導の方針だ。
買収発表後、ユーザーコミュニティからはAffinity製品がCanvaの提供方法であるサブスクリプション制に変更されるのではないかという懸念が寄せられた。両社は、Affinity製品を追加したいCanvaユーザーにはサブスクリプションで提供するが、それはオプションとしてのみ提供すると説明した。
デザインスイートとしてのAffinityは存続し、今後、可変フォントのサポートや自動オブジェクト選択など、リクエストの多かった機能を追加していく。2025年にはV2への無料アップデートを計画しているという。
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