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どう買うべき? 新生活でスマートフォンを購入する際に知っておきたいこと房野麻子「モバイル新時代」(4/4 ページ)

» 2024年03月31日 16時53分 公開
[房野麻子ITmedia]
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中古端末購入時の注意ポイント

 近年は大手キャリアも中古端末を販売しているほど中古スマホ市場が大きくなった。中古スマホを購入する場合は、バッテリーの劣化具合を確認できる中古スマホショップで買うことをお勧めしたい。一般的には最大容量の80%を維持できていれば合格とされている。

 また、中古スマホといえども、使い勝手の面、セキュリティ面からも、OSアップデートの対象外になっているモデルは避けたい。iPhoneならiPhone X以降となる。根強い人気の指紋センサーはiPhone SEを除きなくなっているが、iPhone 12以降ならマスク対応の顔認証も搭載されているので、それほど困ることはないはずだ。

 滅多にないことではあるが、端末の分割支払いが終わっていないものだった場合、支払いが滞ってネットワーク利用制限がかかり、使えなくなるケースがある。いわゆる「赤ロム」と呼ばれる端末だ。ただ、一般の中古ショップでは赤ロムの場合、その旨が記載され、万が一使えなくなった場合は、その端末と同等の端末に交換してくれるショップがほとんどだ。赤ロムは若干安いと聞くが、急に使えなくなる可能性があることは覚えておきたい。

夏モデルも間もなく登場

 例年、夏モデルは、フラグシップのGalaxy Sシリーズ、AQUOS Rシリーズ、Xperia 1や10の新モデルなどが出てくる。また、Google Pixelの廉価版、Pixel 8aの登場も期待されている。これまでのPixel Xaシリーズは、廉価版といってもCPUが通常機種と同じで、カメラや筐体の素材を抑えめにすることでリーズナブルな価格を実現している非常に人気の高いスマホだ。

 2024年のスマホは生成AIの活用が注目されており、グローバルですでに発売されているGalaxy S24シリーズではAIが通話時に外国語を翻訳してくれるリアルタイム通訳機能や、文字起こし&要約機能が搭載されている。Pixelも消しゴムマジックなど、AIによる写真の自然な加工が評判だ。

 最近のスマホは大きな進化が見られないと言われているが、今年のスマホはAIでこれまでとちょっと違った使い方ができるかもしれない。夏モデルも要注目だ。

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